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みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.153】

2022-01-06
英国に学んでは
 2022.あけましておめでとうございます
皆様は年末年始、ご家族でお過ごしになられましたか?
「あぁ今年も又一人なんだ」と遠方の家族に思いを馳せ
何となく目にした年末の天声人語。
その内容が気になり記事の本を取り寄せた。
『孤独は社会の問題』のタイトル
高齢化の進む日本においては、孤独と同意語でないかも
しれないが〝一人〟に〝さま〟まで付けて「おひとりさま」
と、ふぁ~っと感のある言葉をよく耳にする。一人暮らし
していることを賛美しているかの様な本も少なくない。
仕方なく受け入れざるを得ない環境であっても耐え難く
寂しいのではと私は思う。孤独から見えて来る心や体、
そして国にまで及ぼすダメージ、損失をどう防ぐか、孤独
対策先進国英国の取組みを紹介したこの本。

近年「他人とは口を利かない国」とまでよばれる様になった
英国。英国医学会は孤独は肥満や1日15本の喫煙以上に
体に悪いと警告。この警告は世界に広がり、アメリカの
研究で慢性的な孤独を経験している人は、そうでない人と
比べて細胞レベルに差があり炎症に反応する遺伝子が
「オン」の状態にあり『静かなる疫病』と発表した。

 本当にこわい話です。世界に先がけ「孤独担当相」を
おいた英国。官民挙げての対策が盛ん。中でも「メンズ
シェッド」(男たちの小屋)という団体は注目を浴びていて
定年退職後居場所を失い、孤独に陥りがちなメンズたちが
集まりDIYで学校、公園等の遊具やイスを作る場所。
主眼は男性を社会に引き戻すきっかけ作りであり、
今やその工房は600に迫りつつあるとか。又その一方、
自らアクションを起こした88才の物理学者の話には
涙が出た。耐え難い寂しさが襲って来て、何とか
この孤独から抜け出そうと自宅の窓にポスターを貼った。

「私は先日愛する妻を亡くしました。
私には家族も友人もいません。
話す相手が誰もいないのです。
私にとって1日24時間家が静まり返っている状況は
まるで拷問のようで苦痛です。
どなたか助けて下さいませんか?」

皆さんも想像してみて下さい。反響は予想を超えた!
孤独や孤立は誰にでも起こりうることです。
昨年2月菅政権で「孤独、孤立対策担当相」が
世界で2例目発足したが、全てが疲弊している
今だからこそ、まずは個の力、私たちが人との
つながりをより大切に、自分の事だけではなしに
周りに目を向ける力も付けないといけない時期に
来ているのではないかと考えさせられました。

保険に限らず、みやもっちゃんと話しませんか?

株式会社トータル 長崎支店は皆様をお守り致しております 

(宮本佐代子)
 
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