本文へ移動

みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.156】

2022-04-05
愚かな男よ
 仕事柄、長崎はがん罹患率ワースト1である事をお話しする機会が多いのですが、必ずと言っていい程「何故なんでしょうね」と質問が返って来ます。
もちろん私は保険のおばちゃん、これに対する明確な答えを持ってない事を前置きに、あくまでも自論を話す。

 よく考えてみて下さい。2011年3月11日に起きた福島第一原子力発電所の事故。汚染された街は「帰還困難」「居住制限」となり、11年経った今も尚、原発避難は続いているのです。それと比べて被爆直後の長崎はどうだろう。私のおばもそうであった様に、投下された翌日から市内に入り、沢山の放射能をあびている事も知らず、友人知人、親せきを探し回った。又、家を壊された人々は避難するでもなく、元いた場所に取り合えずの家を建て、除染なんて事はもちろんなく住み続け今に至っているのです。

 長崎の地形はV字形、山と山にはさまれた小さな街。そこにはずっ~っと放射能がよどみ続け、人間の体に悪影響を与え続けているのではないでしょうか。
と言うのも、亡くなった私の主人は建築関係の仕事をしており、同時に『放射線影響研究所』からの依頼で、家を建て直す際の解体された屋根瓦、壁板、たたみ等の放射線量も一緒に測定していた事があった。「どこもここも今だに中心地でなくても放射能の高いレベルが検出される。特にトイレ、便器はひどい物だ」と言っていた事が頭からはなれないのです。
オンラインで演説したウクライナ大統領「チェルノブイリ原発の30キロメートル圏内は未だ危険。事故収束した当時、その地域の森林に何千トンもの汚染物質のがれきや車内等、廃棄され埋められました。2月24日埋めた場所の上をロシア軍の装甲車両が通り、放射能物質のダストを舞い上げました。」と、被爆国日本へメッセージを送った。胸がしめつけられる思いで聞いていました。

 私の両親も被爆者。つまり私は2世。時代は21世紀の世にあっても同じあやまちを起こす愚かな大人がいる。
❝ヒバクシャ❞という名札を付けざれるを得なくなった国民として何ともやるせないニュースばかりで心が重い。

 SDGsと叫ぶ大人がウクライナの肥沃な大地をもグダグダにしてすべてのツケは心痛め泣き叫んだ子供達に来るのだ!

ツライ カナシイ クヤシイ ナニモデキナイ
せめてつぶやく。

定期健康診断をお忘れなく

株式会社トータル 長崎支店は皆様をお守り致しております 

(宮本佐代子)
 
TOPへ戻る