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みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.161】

2022-09-02
ワケあり
 私の父方の実家、祖父母宅はその時代には
珍らしく農園を法人化し、農業を営んでいた。
今も鮮明に思い出すことがある。大型トラック
に荷を積み県外へと発送されるその作業場の奥
に、山と積まれたミカンがあった。
「好きなだけ持って帰りなさい」と祖母が小さ
な私に風呂敷がちぎれんばかりに詰めてくれた。
まあ~その甘く美味しかった事!よくよく考え
ると傷物で売り物にならない物を放置しておい
たのが熟した、つまり腐りかける寸前の物だっ
たと大きくなって気が付いた。(絶品の味だった)

 人件費、手間暇かけた損失額は相当な額だっ
たろう。

規格外。スーパーで並ぶ野菜には販売基準に
満たなければ出荷段階ではじかれてしまう。
人目に付かず廃棄。がやっと今‘‘ワケあり,,の
ネーミングを頂き販売される様になった。
ネットでもワケあり商品があふれかえっている。
私自身毎年のふるさと納税はワケあり果物を注
文している。形が悪くても、小々の傷があって
も味には変わりはなく、農家さんの役にも立つ
し、地球にも優しく、何と言ってもお財布に優
しいのである。

 私達世代は子供の頃より『皆と同じ』の精神
で同じでない者は矯正をかけられる教育。そん
な時代を生きて来た。考えてみると日本のサラ
リーマンだってその流れからいってみごとな規
格品。人と違ったら会社の歯車がくるうと指導
受けた。

 所がだ、グローバル化によって新しいイノベ
ーションを起こし規格品だけでは生き残れない
時代となり、当たり前が特徴をなくし、逆に規
格化されてない不良品が輝きを増してきた感じ
がする。人も物も ‘‘ワケあり,, が大きな売り!
違っていてこその魅力!魅力を買う時代が来た
のです。規格外の人に物に品物に光りが当たる
と嬉しいですよネ。

ワケあって選ばれる保険代理

株式会社トータル 長崎支店は皆様をお守り致しております 

(宮本佐代子)
 
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