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みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.132】

2020-04-06
カテゴリ:みやもっちゃんのひとりごと
コロナに想う
「あぁもうそろそろ断捨離しないといけないな」と口にする人は少なくはないでしょう。
そもそも何故そんなに買ったのでしょう(自己反省も含め)
私の若い頃は「断捨離」という言葉ではなく整理整頓と片付けるだった様な…捨てる物なんてなかった。
2009年の出版物で一般的に使われる様になったらしいのですが、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想し、仏教思想の「こだわり執着を捨てる」という教えから来てるらしい。
断ー入ってくる要らないものを断つ、捨-要のないものを捨てる、離ー執着から離れる
物の片付け、捨てるというイメージに限ってなく、人間関係や思考など、ごちゃごちゃと悩むこと、そんなライフスタイルや考え方全てを整理し、身軽でイキイキすっきりと豊かな生活を送る事なのである。
テレビをつければ耳ざわりな程のショッピング番組、PCやスマホを開ければ山ほどの物の情報にあふれ、買わなければならない錯覚に陥る。
これが便利、これが最新等と与えられる情報に踊らされ、必要以上の物を手に入れ、時に反省し又「断捨離」へ向う。
実にお金と時間の無駄遣い。
私達は欲しい物がどんどん手に入る事が何よりも幸せであるかの様な価値観の中で生きて来たのではないでしょうか?
たしかに経済成長の協力にはなったかもしれないが、経済が発展する事で限りない消費社会という物を作りだし、グローバル化をも進め国と国の垣根もなくなり、物流のスピードが増したが、それが大きな大きな落とし穴となった。
グローバリゼーションの行きすぎで、地球は今や”コロナ恐怖”の真っ只中にいる。
悲惨なニュースに接する時、5年程前もひとりごとでつぶやいたホセ・ムヒカ氏の言葉が頭をよぎる。
あえて今さら説明するまでもないのだが、皆さんご存じの通り国連や多くの場所で市場原理主義の批判をし”幸福とは何か”を常に投げかけてきた世界一貧しい大統領と称されるウルグアイの方。
多くの物を持たず必要な物だけで慎ましく生きる、欲に落ち入ってはならない、程度を知りなさいと!
地球変動もコロナも起きるべくして起きた地球人への警告なのではないだろうか?
4月ホセ・ムヒカ氏を映画化した物が上映予定なのだが……
こんな時だからこそ、まだでない方は彼の本を手に取って欲しいと心から思います。
 
 マスク同様 保険もしっかりしたものを常備ください 株式会社トータル 
(宮本佐代子)
 
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