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みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.139】

2020-11-04
カテゴリ:みやもっちゃんのひとりごと
日本人への警告より

 全世界の人々が見つめるアメリカ大統領選。みっともなく罵り合う70代のお2人。

いずれか一方がアメリカいや世界をけん引するリーダーとなる日が来ると思うと、本当にこれでいいのか?と他国ごとながらも情けなく残念に思う。そんな中南東ウルグアイ、世界一貧しい大統領と呼ばれたホセムヒカ氏(85才)の政界引退のニュースが飛び込んで来た。大統領任期中、給与のほとんどを寄付し、公邸ではなく郊外の農場で質素な暮らしをし続けた彼。5年ほど前ひとりごとに登場頂いた「清貧」を貫く哲人政治家、そして今年4月号にも「コロナに想う」のタイトルで再登場頂いたが、軽々しく言っていいのか、はばかれるが私の心わしづかみのあこがれ政治家である。

 

古い月刊誌がある事を思い出し本棚の隅っこから引っぱり出し読み直してみた。(2016年分)『強欲資本主義と決別せよ、日本人への警告』と題された内容のその本、今でも、いや今だからこそ尚強くしみ入るものでした。彼が日本に来て自動で開くトイレのふたや、電動歯ブラシに驚愕。まさしく資本主義の競争マニアの仕業だと言い、手を動かせば済む話だろうに、無駄なことにとらわれすぎている日本人。あまりにも過度な便利さは人間を弱くすると語っておられた。そして日本人にいいたい事として、人生にとって命ほど大切なものはない。この星に生まれて来た全ての人生が大切なのだ。世界についても、人生についても、仕事についても、今考える時が来ている。どうすれば幸せになるのかと。

 

例えば鳥の世界を考えてみて欲しい。鳥は毎朝起きるたびにさえずっている。目が覚めた時喜びでさえずりだすような世界。喜びが湧きあがるような世界を若い人たちには目指して欲しい。貧しく生きるべきだとか、修道士のような厳格な生活をしろと言ってない。富に執着のあまり、絶望に駆られてしまう生き方はして欲しくない。人生は些細なことでもそれが大切な意味をもつことがある。人生という限られた時間を使って欲しい。生きていること自体が奇跡なのだ。この世界が天国になるのも、地獄になるのも、私たち次第なのだ。今や豊かな国であればある程、幸福について考え心配し始めている。たくさんのモノを持っている国々では、おそらく自分達は幸せではない、人生が足早に過ぎ去ってしまっていると感じだした。4年前の記事である。

コロナ禍において昔に戻れる約束は何もない。彼の言う通り人生のあり方生き方を地球人は真剣に考える時が今なのですね。

 

保険も生き方のひとつかな。

 

株式会社トータル 長崎支店 

(宮本佐代子)
 
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