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みやもっちゃんのひとりごと

【みやもっちゃんのひとりごと No.165】

2023-01-04
親ガチャ?
2023年
  あけましておめでとうございます

15年目の春を迎えるひとりごと、今年も又
私のつぶやきにお付き合い願います。

 さて時折登場する博多の母、今年92歳
今だに現役の仕事人、その母に昨年の秋、
やっとやっと会えた。体つきは一回りも二
回りも小さくなってはいたが、心配いらな
そうで一安心。母の友人の店で食事する事
となったが、よく食べ、よく飲み、よくし
ゃべる。大病はしたものの、元気の源も見
れてまた安心。仲間も沢山いる様子で、こ
れまた安心。でもそんな母が話があるから
と言うのがチョット不安になった。

とうとう来る時が来たのかも・・・
これからの生き方暮らし方だろうと心した。

「長年ここで小料理屋をして来たけどさ、
この年でこんな厳しい環境になるとは思い
もしなかった」と切り出す母。やっぱりそ
の話か!確かにどの商売も閉店する店が多
い。

40代で離婚して故郷を離れ、博多の真ん中
で良くここまで頑張って来たが、コロナと
年には勝てず最後の決断をしたのだろうな
と慰めの言葉を探す私。心して聞いている
はずの私の脳内は少々パニック。私の様子
はよそに「仕事を辞めるつもりもないし、
ホームなど入る気ないからさ。仕事の仕方
変えて昼メインに変更し頑張りよるとさ」
と、事後報告。

この人には辞めるという選択肢は死ぬまで
1ミリもないのだと驚かされる。その気力
は一体どこから湧き出るのか?

ここ最近よく耳にする「親ガチャ」という
言葉をご存じだろうか?
店先にあるゲーム機のあのガチャガチャか
ら来ていて親は選べない。家庭環境、容姿
の良し悪しも親に当りはずれがあると言う
使われ方をする。格差社会が生み出した言
葉ともいわれている。

若かりし頃の私に置き換えると親の離婚で
ままならない事も多く、恨んだ時もあった。
しかしながら一人の人間として語れない苦
労も努力もあったろうと、この年になると
十分理解できる。一人生きて介護・金銭の
心配をさせない母。気力を失う事なく生き
てくれてるからこそ私は働ける。

時の流れは親ガチャさえ感謝に変える。
せめてそのスーパー気力のDNAだけは、
この体に刻まれていて欲しいと願う新年の
スタートです。

今年も皆様と共に 

株式会社トータル 長崎支店は皆様をお守り致しております 

(宮本佐代子)
 
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