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みやもっちゃんのひとりごと

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【みやもっちゃんのひとりごとNo.93】

2017-01-04
カテゴリ:みやもっちゃんのひとりごと
希望承りました『あけまして おめでとうございます』
 
皆様の側に寄り添っていたいと思う気持ちからスタートした、みやもっちゃんのひとりごとも、今年は何とか100号を迎えられそうで、これからも皆様があればこそで本当に感謝申し上げます。
さて、酉年どの様なスタートをきられましたか?

 昨年春、博多に暮らす母が頭痛がする、目まいがすると言うので脳外科を受診。結果、脳動脈瘤がある事が判明。出来ている場所、高齢を考え経過観察となった。慌てた私達姉妹は、母の事を何とかしようと話し合いを持ったものの、皆有職者であり離れている事もあって面倒を見るのは厳しい環境。そこで病院併用の老人施設にでも入りゆっくり暮らしては?と提案。すると2~3日後、母より電話が入り『考えたら眠れなかった。私から仕事を取り上げたら、それこそ生きていけない』と半ベソ。以前にも書かせてもらったのだが、母は40年近く小料理屋を営み一人生計を立てて来た女。体の事、店の事、自宅の事等を考え提案した娘達の考えは、まったく相い入れず、そうこうしていると10月には心筋梗塞で緊急のバイパス、ステント術も受けたのに、それでも母の気持ちは変わらないまま・・・。
何やかやと大変だったそんな母を少しでも楽させてあげたいと思い年末から長崎へよび小さな親孝行、上げ膳据え膳の日々を過ごさせてあげた。和食に関してはプロの母に間違っても和食を出したらチェックが厳しいかも・・・。と笑える不安が私の頭をよぎり、終日私が出来る洋食にこだわり食してもらって。ところが、ところがどうだろう~私が出す料理のすべてを手帳を出しては食材レシピをメモ。メモが終わったかと思うと今度はケイタイまで出して写メする。このハーブは?これに変わる食材は何に?どこで手に入れる?と、とにかくしつこい。まるで個人レッスンの料理教室かと笑った。知らない料理に関して貧欲さには頭が下がる。”86才の母恐るべし”こんな母に楽しては・・・と言った。私達娘が本当に愚かだったようで、生涯現役を貫かせ、いや貫いてもらいそれを見届けるのが親孝行かもと話が収まった新年のスタートでありました。

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(宮本佐代子)
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